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月別 : 2016年 9月

進化したデジタルデッサンクラス✐

このところ台風が続きますね☔⚡⛆
雨の日は肌寒く、秋の訪れを感じます。
寒暖差が激しいので、風邪を引かない様に注意しましょう~

さて、5月にご紹介したデッサン会が大きく変わりました!
今回は8月から実施している『デジタルデッサンクラス』をご紹介します✾

 

・デジタルデッサンクラスとは・・・?
名前の通りデジタル機器(ipad)を使用してデッサンをするクラスで、
物を「観察する力」や「分析する力」、「観察して分析したものを再現する技術」
を身につけるため、武蔵野美術大学のご協力のもと、実施をしています。

【美大の先生に作成していただいたカリキュラムを直接ご指導いただきながら描く】
というところが今までのデッサン会から大きく変わった点で、
先生にご用意いただいたモチーフを1回3時間×2週で完成させるというルールになっています。

描いた絵は社内のサーバで管理しているので、
自分以外のスタッフの作品も見ることができます✐

これまでのモチーフは(自分の)手や電球を持った手、ラボルト像、トマトと缶ビールetc…
テキストだけではわかりづらいので、いくつかスタッフが描いた絵をご紹介します!↓

3枚のうち1枚は4月に入社した新人スタッフの作品です:)
どれだかわかりますか?

きちんと対象が見えているか、小さくまとまっていないか(全体が捉えられているか)、
明暗が正しく理解できているか、等の説明を受けながら描き進めます。

もちろん、2回で完成させられる訳ではないので、参加者自身で
空いている時間を見つけて描き、完成させています!

有志グループの活動も継続中★こちらの参加者も増えています:)

この日のモチーフは『ジャムと食パン』で、
トンコハウスの長砂さんも遊びに来てくださっていました♫

学生の皆さんは学校でよく言われているかもしれませんが、
デッサンは描き続けること(たくさん描くこと)が重要です◎
“表現のプロ”であるアニマのスタッフが、改めて画力の基礎を身につけることで
業務に還元・応用し、社内全体のスキルアップへつなげることを目的に、
デッサンクラスもアニマも今後益々精進していきますので、ご期待いただければ幸いです✾

ではまた更新します*

中谷さん&Bastiaanさんによる合同セミナー

何度かアニマのHPやFBでご紹介させていただいている
元Dream Works Animationの中谷学さんと
元ILMのモデラーBastiaanさん(現MARAUDER FILM)
に社内でセミナーを行っていただきました!
今回はその時の様子をご紹介しますJ

▼まずは中谷さんによるライティングセミナー
中谷さんはライティングに焦点を当て、
“海外スタジオと(日本)国内スタジオの作品作りにおける違い”
についてお話してくださいました。

トンコハウスの堤監督が手掛けた作品を例に、
コンセプトアートから3DCGに置き換える際に重要なことを解説していただきました。
要約すると、
【必ずしも色を合わせることが必要だという訳ではなく、一つひとつのライトを大切に扱い、
光と影のコントラストを把握してストーリー全体(雰囲気)を捉えることが重要だ】ということでした。

他にも、モデルチェックにおいて「作業者が汲むべき大切なこと」についてや、
中谷さんが実際に作業する際の手法、絵作りのコツなどを細かくご説明いただきました。
1枚の絵を題材に、どこをどうすれば良くなるか(監督の意向に沿った仕上がりになるか)
という中谷さんの質問に対するスタッフの回答への解説がとてもわかりやすかったです!

▼続いてBastiaanさんによるセミナー
Bastiaanさんはモデラーとしての役割や心構え、有名タイトルのキャラクターが出来上がった経緯、
デザインのコンセプト~最終的なモデリングまでの工程についてお話してくださいました。
モデラーはコンセプト通りの物を作り上げるのではなく、
「自分からアイデアを出してモデリングを詰めていくことが必要」だそうで、偶然生まれたディティールも
面白い形であれば修正せずに盛り込んでみても良いのだというお話がとても勉強になりました!

午後はそれぞれの職種に分かれたクラスでのセミナーでした✐
中谷さんクラスでは定期的に実施していただいているライティングクラスの講評
をマンツーマンで行っていただき、
Bastiaanさんクラスではこの日のために用意して下さったモデルを使用して
実際にモデリング作業を行いながら有効的なツールの使い方や細かなモデリングのコツ、
Bastiaanさんご自身が常に意識していることなどをご説明いただきました。

それぞれ職種の違うお二人が共通して述べられていた
≪ストーリーを意識して創造することの大切さ≫
を改めて考えさせられる貴重で有意義なセミナーでした◎

お二人ともお忙しい中、長時間に渡って最後の質疑応答まで
丁寧にご回答いただき、ありがとうございました✾

※・*Bastiaanさんが現在制作されている映画『Is This Heaven』の情報はコチラ⇓*・※
https://www.facebook.com/IsThisHeavenmovie/
http://www.marauderfilm.com/is-this-heaven

anima社員インタビューその4

9月になりました:)
夜は少しずつ涼しくなりつつも日中はまだまだ残暑が続いているこの頃。。
残暑の影響による『9月病』に気を付けましょう!(質の良い睡眠で回避できるそうです‼)

さて、社員インタビュー第四弾☄4回目の今回が最後になります~!
ゲームグラフィックデザイナー×2名、オーサリングデザイナー、制作進行の4名です★
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1人目:ゲームグラフィックデザイナー(アニメーター)Mさん





Q.担当する仕事内容は?
A.
主に社内のクオリティ管理です。
基本的にはクライアントさんとのやり取りをしながら社内スタッフや
協力会社さんのモーションチェックを行い、自分自身も作業を行います。
プロジェクトによってはスケジュール管理等の制作進行的な役割も
行いつつ、チェックに徹する場合もあります。

Q.やりがいや仕事の面白さとは?
A.
手付けの仕事が多い事と、クリーチャー等の人以外のモーションを付ける機会が多い事!
クライアントさんからの指示は割とザックリしている事が多いので、
こちらから提案した動きや演出等のアイディアが通った時は嬉しいです。

Q.仕事の大変なところは?
A.
クライアントさんの求めている物を見定めことが難しく、
見定めた内容をスタッフと共有する際に大変さを感じます。。
加えて、リアルタイムモーションは基本的に360度どこから見ても成立する動きを
求められるので、より多くの知識と、違和感を見つける観察力が必要です。

Q.健康のためにやっていることはありますか?
A.
座り仕事のため腰を痛める人が多いので、常に姿勢を意識しています。
生活が不規則になりがちなので、自分の中で時間を決めて作業するようにしているので、
やる事をやったら帰ります!

Q.個人的にお勧めするツールやデジタルガジェット、Webサービスなどがあれば教えてください
A.
特にツールやWebサイトは無いですが、個人的にアニメーションは普段見ている物が全て見本だと
思っているので、見ていて気になった物やゲーム、アニメ等の作品は見返すようにしています。

Q.学生さんに向けて一言!
A.
どんな動きにも“原理”が存在するので、いきなり難しい物に挑戦せず、
まずは基礎から勉強する事が大切だと思います。
(自分もまだまだ知識や経験が足りないと感じる事が多いです。。)
ただ、仕事となると好きな物だけを作れるのは一握りの人だけなので、
学生のうちは好きな物を作っても良いと思います。
とはいえ、何も考えずに作るのでは意味が無いので、
目標を決めて作ることと作成物から得たことの分析は忘れずに!
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2人目:ゲームグラフィックデザイナー(キャラモデラー)Hくん





Q.担当する仕事内容は?
A.
ゲームに登場するキャラの3Dモデルを制作しています。
特に分業はしておらず、モーションを除きモデリング、テクスチャ、スキニングまで
一貫して作業するのが、当チームのモデラーの特徴です。
‟キャラ”と一口に言っても、人だけではなくモンスターや動物を担当する事もあります。

Q.やりがいや仕事の面白さとは?
A.
作品の中で花形とも言えるキャラを実際に作って3D上で動かせるようになる…
キャラモデラーに興味のある方ならこれだけでワクワクできるのではないでしょうか(笑)
プロジェクトによっては即座に実機(ゲーム内)に反映して眺める事ができるのは
リアルタイムならではの醍醐味だと思います!

Q.仕事の大変なところは?
A.
近年、据え置き機やスマホの性能向上により多彩な表現が可能となりつつありますが、
それでも仕様は付きものです。案件ごとに異なる仕様を把握しつつ、その中で質の高い物を
送り続けるのは大変ですが、そういう時こそ腕の見せどころだと思っています。

Q.健康のためにやっていることはありますか?
A.
睡眠は大事にしてください、本当に大事です。

Q.個人的にお勧めするツールやデジタルガジェット、Webサービスなどがあれば教えてください
A.
Sketchfab
ブラウザ上で国内外様々な人が作られた3Dモデルをグリグリ回して見れます。スマホでも見れます:)
Trello
タスク、プロジェクト管理のサービスで、デザイナーさんの目に優しいUIなのでオススメです◎

Q.学生さんに向けて一言!
A.
どんなに技術が進歩してもデッサンは嘘をつきません!デッサンの時間は大切に!

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3人目:オーサリングデザイナーMくん





Q.担当する仕事内容は?
A.
パチンコやパチスロ、スマホゲームのエフェクトや演出を作り、
実機に合わせたデータに整理、変換することです。

Q.やりがいや仕事の面白さとは?
A.

自分が作った演出を見たユーザーの方が「かっこいい!」と
言ってくれているのを知る時が一番嬉しいです。

Q.仕事の大変なところは?
A.
実機で表示することを考えてデータを作る必要があり、
なるべく処理を軽くする為の厳しいルールがある中で、
クオリティを高めていく事が求められます。

Q.健康のためにやっていることはありますか?
A.
早寝をする!野菜を食べる!
最寄り駅より1駅手前に降りて歩いて帰る!

Q.学生さんに向けて一言!
A.
ゲームはほどほどにしましょう:)
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4人目:制作進行Mくん





Q.担当する仕事内容は?
A.
スケジュールおよびスタッフの進捗管理や調整、クライアント様/外注先とのやり取り。
この他、打ち合わせの段取りや仕切り、資料作成などを行っています。

Q.やりがいや仕事の面白さとは?
A.
タスクとリソースをスケジュールに合わせて調整するのは
パズルのようなものなので、上手くピースがはまると楽しいです。

Q.仕事の大変なところは?
A.
制作進行の良し悪しでプロジェクト全体に影響が出ますが、結果が目に見えにくいところです。
プロジェクトに最初から最後まで関わるため、仕事に切れ間がなく休みが取りづらいです…

Q.健康のためにやっていることはありますか?
A.
週に1~2度運動をするようにしています。
あとは深夜に食べ過ぎないこと、銭湯へ行くこと。

Q.個人的にお勧めするツールやデジタルガジェット、Webサービスなどがあれば教えてください
A.
Q-Dir
ウィンドウズのブラウザをタブにして複数並べる事ができ、
画面分割(例えば”田”の様に4分割)
することができます。
これを使用してプロジェクト毎に良く使うフォルダを自分の使いやすい様に配置しています。
他にも、良く使うアプリをランチャーで管理し、定型文をすぐ呼び出せるようにしておくことで
繰り返しの作業に費やす時間を短縮し、全体の効率アップにつなげています。

Q.学生さんに向けて一言!
A.
英語が出来ると今後便利だと思います。
プログラミングや管理の分野で優秀な人材が増えると、色々な人が言っている
「日本の文化・センスの強み」を出せる環境が作れると思うので、
CG系以外の学校出身で未経験なことを理由に業界に入ることを迷っている場合は
ぜひ思い切ってチャレンジしてみてください!
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以上でインタビューは終了です!学生の皆さま、参考になりましたでしょうか?
不明点等あればお気軽にお問合せください:)
皆さまからのご応募、お待ちしております!