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ペイントスケッチの解説

ちらっと小耳にはさんだのですが👂
なんと8回目の金曜は大晦日らしいです…!
信じられずカレンダーを見たら本当でした💦
年末年始にバタつかないように、
今から余裕を持って色々と取り組みましょう*

さて、しばらく間が空いてしまっていたのですが、
先日久しぶりにスケッチをしました✐
ということで今回は、私がペイントスケッチをする際に
どう描き進めているのかを簡単に解説したいと思います。
(メインのモチーフは犬用テントです🐶)

普段はテーブルに花瓶やフルーツを乗せて
画面いっぱいに描くことが多いのですが、
今回はモチーフが大きめなので空間も意識して描きました。

筆の濃度は80~100%で、必要に応じて変えています。
色を薄く重ねたいときは40%位にすることもありますが、
重なった筆跡がたくさん残ってしまいますし、
手数が増えて結果的に汚くなってしまうことが多いので程々にしています。

レイヤーに関しては、
「これをベースに加筆していきたい、でも自信がない!」というときに
新規レイヤーで追加して加筆していきます(笑)
“上手くいかなければ戻れる”というデジタルのメリットを
どんどん活用していきましょう◎

【濁らないように】
学生の頃に趣味で油絵を描いていたのですが、
下書きは茶色い絵の具から始めていました。
理由は、いきなり黒っぽい絵の具で描き始めると
上から何色をのせてもしばらく濁ってしまうからです。

私は「濁らないように」、「必要以上に暗くならないように」というのが
年頭にあるので、上から重ねても影響が少ない茶色から描き始めます。
デジタルのスケッチでは絵の具の交ざり合いは発生しませんが、
こちらでも初めから強い色を使ってしまうとバランスが取りづらいので、
慣れている手順で進めるようにしています。
(ベースが茶色の状態から光と影を描き足していくイメージです)

描きはじめの段階では、新しい色を追加することよりも
明暗をとらえることに注視します。
もっと詳しく知りたい方は「カマイユ・単色技法」などで検索してみてください:)

今回の描きだしの茶色は、HSBのスライダーで見ると[H:32、S:42、B:53]でした。
細かい数値は毎回違いますが、万能なのでスタートダッシュの茶色は
私の中ではしばらく揺るがないと思っています!

【明暗の計画を立てる】

今回のスクショでは表現しきれていないのですが(汗)、
最初の段階で下記の3点を把握しておきます。
————————–
・主光源はどこか
・一番明るいところ
・一番暗いところ
————————–

そこから「テントよりテレビ台の方が暗いかも」というように、
画面の中で比較しながら描いていきます。
ある程度まとまったら、レイヤーを複製して後で見返せるように
しておくのも良いと思います。
描いていくうちに明暗のバランスが壊れてしまうこともあるので、
困ったときははじめの明暗の計画メモを見直して、
おかしいところがあれば描き直すようにします。

【デジタルなので…!】
明暗のバランスがある程度理解できたら、
どんどん色を茶色から置き換えていきます。
この時、できるだけ見て感じた色を置きにいこうとは思っていますが、
一発で決めきれないこともたくさんあります(涙)
そんなときは「色相・彩度」、「カラーバランス」、「レベル補正」等の
調整レイヤーを使っていきます。
デジタルならではの手段なので、スケッチを始めたての頃は
何となくはばかられました。
でも、気軽に試せるので結果的には効率がよく、油絵の具等の画材を
使用するよりもたくさんスケッチをこなせるようになりました!
それぞれに良いところがあるので、
特性を理解してうまく活用していくのが良さそうです◎

【コントラストの描き分け】
自分が見て感じた印象を、ブラシのタッチで描き分けていきます。
目を細めて観察した際、よく目につくものがコントラストが強いことが多いです。
写真のような物と物が接地している部分なども含め、
コントラストが強い部分には「投げ縄ツール」を使って描きます。
シャキッとさせることで、絵だけを客観的に見ても
そこが目に付きやすい状態になると思います。

逆に、コントラストが弱いところはブラシのタッチや
テクスチャのムラを活かして少しぼやけた印象にします。
見せたいものやあまり見せなくてもいいものを
上記の内容を活かしてアプローチしていきましょう。

少し話がそれますが、「緑っぽくも見えるし、赤っぽくもみえるし」と
色を決めきれない時もあります。
これは完全に持論ですが、そういうときもテクスチャのムラを利用して、
両方の色が絵に残るようにすることもあります。
(今回のスケッチでいうと、下手の壁の部分)
あちこちでやってしまうと見づらくなってしまいますが、
一部で使うと良い感じになることがあるので、
ベースの色を決めたら8:2もしくは7:3位の割合で
色をぶつけて遊んでみましょう。このときの筆の濃度も80~100%で、
しっくりくるまで試してみてください🖌

【意識して調整していること】
基本的に自分の目で見て感じたままの色になるように描き進めています。
ただ、一部だけ意図的に操作している部分もあります。

それは、壁や床などの“大きな平面”です。
今回のペイントでは下手のコーナーの暗がりを、
目で見えている以上に明暗差をつけて奥行が出るようにしました。
完成したスケッチでも縦の筆跡が見えるかと思いますが、
窓から遠くなるにつれて段々暗くなるようにしています。
他にも、物が密集しているような部分も暗くなる傾向がありますが、
光源が強かったり、近かったりするときを除けば
少し気が付きにくい変化になっていることも。
程度の見極めが難しいところですが、このことを頭の片隅に置いておくと、
しっくりこないときにうまく対応できるかもしれません✨

完成まで約1時間30分でした。
パースの狂いが目立つので、線画のスケッチで鍛えていきたいと思います…!

せっかくなので、テントにアニゴンを入れてみようと思います。

テントなどをみると、光が当たっている面が少し
黄色味がかっているのがわかります。
なので、アニゴンにも光が当たっていると想定し、
調整レイヤーの「カラーバランス」を使って
黄色を足して空間に馴染むようにしました。

ついでに、バーチカルブラインドから光が漏れている状態を想定した
バージョンも描いてみました↓

光の当たっている部分はレイヤーモード「オーバーレイ」も使って飛ばし気味に。
床に落ちた光の暖色が際立つかなぁと思い、
実験的に暗い部分には寒色を足してみました。
突貫工事で無理に青くした感じもありますが、これはこれで良いかも…?
今度ペイントするときは実験をしつつ、しっかりリファレンスを探した上で
上手く反映させていきたいと思います!

簡単ですが、筆者のペイント過程を紹介させていただきました。
(あくまで筆者の過程ですが)少しでも参考になる部分があれば幸いです。
ペイントスケッチはかなり久しぶりになってしまったので、
反省してこれからは定期的に描いていきたいと思います。

それでは、また更新します*

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