とくになかったです。福岡でCGの仕事を5年ほどやっていたのですが、以前から笹原和也さんの「ライトウェーブで行こう」を読み、いっしょに仕事がしてみたいとは思っていたんです。某SNSの笹原さんの日記で、人を募集しているということだったので作品を見てもらったら、「いつから来られる?」ということになって。
そのときはフリーで3か月ぐらいかかる仕事を抱えている最中だったので、最初の面接から実際に入社が決まるまでの約3週間はメールのやりとりで条件を詰めました。
入ってすぐは戦闘機のモニターやレーダーのアニメーションなどのモーショングラフィックを担当させてもらいました。SF的なものはあまりやったことがなかったのと作品の規模が大きいということで楽しませていただきました。
毎晩が学園祭前夜(笑)。それまでは会社勤めでもせいぜい2人ぐらいでしか仕事をしたことがなかったのもので、20人を超す現場で作業することがめずらしく、夜遅くまでわいわいがやがやとやっていました。
アニマはモデルパートとアニメーションパートで分業されており、僕はアニメーションパートに属していて、チーフとしてはコンポジット周りの仕様を組んだりしています。もちろん仕組みを作っているわけですから、つまずいたときの責任も重いです。間違いが起きないように検証しながら進めています。それでもエラーが起きないとはいいきれないので、そのときにうろたえずに最善策を取れるように心がけていますね。あとは新人の指導もやっています。
人とやりとりをしながら、自分の想像以上のものが作り出せたときはうれしいですね。一人ではやれることに限界がありますから。とくに僕は最終の仕上げをやることが多いのですが、他の人から上がってきたキャラクターの表情などを見て「いいなあ」と思いますし、「これをもっと活かすにはどうしたらいいか」と考えながら作業するのも楽しいです。
あと、フリーと会社員との違いですが、自分に何かあってもカバーしてもらえること。目先のことだけにとらわれずにすむこと。あとは、銀行からお金が借りられます(笑)。
自分より若い人たちが、つまらない気持ちで仕事するのはよくないと思っています。つらい状況にあっても楽しさを見出してもらえるようにしてほしいので、行き詰まっているように見えたら「違うやり方でやってみたら」といったアドバイスができるよう心がけています。
もちろん僕自身も、多少仕事がつらくても楽しさを見出せるようしていますよ(笑)
誰もが「それ知ってる」っていう、うんとメジャーな仕事をやりたいですね。やはり地方でCMの映像を作っていた身としては、大きなもの、メジャーなものへの憧れがありますから(笑)。