卒業制作の『Telephone』が、ASIAGRAPH2007 in Tokyoのアニメーション作品公募部門の第三部門 学生(25歳以下)で最優秀作品、『CGWORLD 』2007年12月号の投稿ページで最優秀作品賞を受賞。2007年11月にはブロスタTVにて配信

専門学校1年のとき、笹原和也さんが外部講師として来て、会社紹介のデモリールを見せてもらって「カッコいいなあ」と思ったんです。それで会社のWebサイトを見たら、カッコいいだけじゃなくてクオリティも高くて、もう「絶対アニマに入りたい!」と思ったので、ほかの会社は一切見てないです。
アニメコンテスト(第18回CGアニメコンテスト)の初心者部門で入選したもの(「机上の空論」)を見てもらったところ「なかなかいいね」といってもらえたんです。2年になったら、笹原さんが学校の授業でアニマ塾と同じような課題制作をやっていて、動画の模写を半年間くらいやりました。月に1回見てもらったのですが、ウチの学科の人たちはだれもやらなくて私しか出さなかったんですね(笑)。だから、うまかったかどうかはともかく、「このまま続けてね」という感じで。それから、卒業制作でモデラーの石井さんと『Telephone』を作り始めました。
二人で話し合って、コンテストに出すことと、子ども向けに夢を与えられるかわいい感じのものにする、ということを決めました。長編映画の合間や教育テレビなどで流される短編というイメージです。
最初の2か月間のネタ出しがいちばん楽しかったですね。作っているときは、多いときで週に1回笹原さんに提出してチェックしてもらいました。「アニメーションがうまくなったね」とほめられることもありましたが、「アニメの動きを自分で実際にやってみて、それをビデオに撮って研究してみて」といわれ、実際に動いてビデオに撮りました。そのときは後輩にも見られて恥ずかしかったです(笑)。
3月に卒業作品展があり、完成品を笹原さんに見せたところ、「彩度が低いし、アニメーションの完成度ももう一歩。これではまだアニマには採用できないね。コンテストに出しても賞を取れるぐらいのレベルに仕上げようよ」といわれました。
卒業したとき、CG会社に就職できた人は学科で二人だけだったんです。で、石井さんと「がんばるしかないね」と。親は「ほんとに入れてもらえるの?」といいましたが、私はどうしても入りたかったので「絶対大丈夫」と説得しました。あとは、8月にOKをもらえるまで、修正もらって直しては出し、直しては出しの繰り返しです。
CGを作る人はもっと静かな人たちだと思っていたのですが、みなさんよくしゃべりますね(笑)。学生時代と違うソフトを使っているので、教科書を貸してくださったり、ていねいに教えてくださったり、先輩はとても親切です。みんなの顔が見えて話しかけやすいところもいいと思います。部に関係なくみんな仲がいいです。
魚を飼っているのがおもしろい(笑)。あと、週末にときどきあるカフェも楽しいです。
もともとリアル系がやりたかったんですが、入ってみたら、目の前のことでいっぱいいっぱいで、自分のやりたいことがボヤけてきています。かわいいキャラものもいいなあとか目うつりしていますね。