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11月6日に行われたCGW2016クリエイティブカンファレンスに今年も登壇させていただきました!
当日足を運んでいただいた皆さま、運営スタッフの皆さま、ありがとうございました☄楽しんでいただけたことを願っております:)
お話させていただいた内容は、10月に発表されたRiot Games開発のオンラインゲーム「League of Legends」の新作PV「Burning Bright / Star Guardians」のメイキングについてでした。おかげさまでゲームファンの方々にはご好評をいただいており、公開1ヶ月ほどで既にYoutubeで7,700,000viewを突破しております!まだご覧になっていない方は、是非ともご覧ください!
セッションではスペシャルゲストとしてRiot Gamesのアメリカ本社からパトリックさんと日本支社からトラビスさんに駆けつけていただき、貴重なお話を聞くことが出来ました!
(左からコンポ担当/三山、制作進行/松木、パトリックさん、トラビスさん、プロデューサー/ビル)
パトリックさんは相当な日本アニメファンで、制作時、日本人スタッフを遥かに凌ぐ知識量に何度も驚かされました。「“レイアース”のあのFXみたいな感じで」とか、「このキャラは“ヤンデレ”のイメージ」のような指示がたくさんありました。今回のような日本アニメ調のPVを制作するのは、彼にとって長年の夢だったそうです。
今回求められたクオリティやスケジュールはかなり厳しいものでしたが、彼らにとってはこれくらいが普通なのだとか。。正直、最後は本当にギリギリな状況でした…;ただ、「業界でRiotよりも厳しいところはないので、うちと出来れば他所の仕事も出来る」とも仰っていたので、とても良い経験をさせていただけたと思いつつ、海外案件でももう少し余裕を持って対応できる体制を整える必要があることを痛感させられました。
とはいえ、クライアントが一方的に指示するのではなく、〔協力して一緒に作っていく〕というスタイルの働き方は初めてだったので、今回の経験は辛いながらも非常に貴重なものとなりました。これもRiotの素晴らしい文化のおかげだと思います!
当日お越しいただいた方からセッション後に質問を頂きましたが、時間の関係できちんと答えることができなかったのでここでお答えさせていただきます。どなたかの参考になれば幸いです*なお、ブログの筆者は制作進行なので、進行目線ですのであしからず(゜-゜)
Q.【海外クライアントと円滑なコミュニケーションを取る為に何かやっていたことがあるか?】週一回、スカイプで定例を行っていました。ただ、確認事項は前日にメールを送っていたので、最悪なくても大丈夫だったと思います。それよりも、「チェックに関するフィードバックは48時間以内」(ほとんど1日以内に返ってきましたが)ということや、「修正が可能なのは○○日まで」ということを決めさせてもらい、“何故ここまでしか出来ないのか”という社内のワークフローを図で説明したりしたことが大きな効果があったと思います。そうすることで、もう一度修正を入れるために迅速に返答をしてくれたり、まずはテキストで指示をした上で「後から画像を送る!」という対応をしてくれたりと、Riot側が積極的に協力をしてくれました。これも、「両方がハッピーな働き方を探す」というRiotの方針のおかげです。
Q.【時差があって不便ではなかったか?】セッションでお話した様に、こちらの制作進行と向こうのプロデューサーが常時会社にいたこと、会社にいない時も随時メールをチェックし、何かあったら会社に行く、という形で対応していました。これをやっていくうちに「日本の何時までにメールを送らなければいけないか」ということがわかるようになり、逆算して仕事をするようになりました。
Q.【アーティストの英語力は必要か?】アニマがアーティストをアサインする際に、英語力で決めることは今のところありません。ただ、資料が英語で来た際に翻訳を通さずに渡せるのであれば助かるし、CGの知識がない人が翻訳をした場合はフィルター役になることもできるので、可能性が広がることは間違いないと思います!
以上です!CGWさん、ぜひ来年もお願いします★ではまた更新します(^_-)