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職種紹介 ~ディベロッパー編~

テレワークが始まって約2カ月!久しぶりのブログです!

今回はディベロッパーの職種をご紹介します。
※Development division (=開発部) やリグチーム、
リガーについては以前の記事をチェックしてください✐

アニマには現在11名(兼任含)のディベロッパーがいます。
大まかな仕事内容については以前にも紹介しましたが、
「MayaやMotionBuilder等の各ソフトのツール作成およびエラー対応」、
「R&D」や「マシンやネットワークなどの環境整備」が主です。
ざっくり「R&D等のツール関連」と「環境整備」で担当を分けており、
前者では対応するソフトやツールによっても細かく分かれています。

早速、筆者が学生時代に聞いてみたかったことも含め、
2名のスタッフにインタビュー(質問)しました。
※写真はテレワーク実施前に撮影したものです
————————————-
◆ 1人目:Eさん

1. 普段どのような作業をしていますか?
社内で使用するツールを作成することが多いですが
Web系の仕事をすることもあります。
ツールや環境等で発生したエラー対応も行っています。

2. 使用経験のあるプログラミング言語を教えてください
また、その言語を覚えるためにどのようなことをしましたか?
アニマではPythonがメインなので、
Pythonのチュートリアルや本で学びました。
C++を書くこともありますが、わからないことは調べながら
対応すれば良いので入社時に完璧である必要はないと思います。

3. 職場環境はどのような印象ですか?
色々とチャレンジできる環境だと思います。
普段の作業はもちろん、興味があれば会社の機材を使用して
色々なことができると思います。

4. 学生時代やっておいてよかったことはありますか?
まとめ役、複数の人の意見を聞く経験(=自分の視点だけではなく、
他者の視点で物事を考える練習)をしておくと良いと思います。

5. 新人時代、スキルアップのためにどのようなことをしていましたか?
まずは、仕様通りに作ることから始めました。
その後、現場でどんなものが必要かを考えるようにしました。
自分のできることを増やすために、様々なチュートリアルもやりました。

◆ 2人目:M さん

1. 普段どのような作業をしていますか?
主にHoudini専門のテクニカルディレクター業務をしています。
Crowd(群集)制作のスーパーバイザーの様な仕事をすることもあります。

2. 使用経験のあるプログラミング言語を教えてください
また、その言語を覚えるためにどのようなことをしましたか?
「Java Applet」は学生の時に興味本位で授業を受けました
プログラミングの基本はこの時に得られたと思います。

Maya、Motionbuilder、3dsMax、Houdini等のソフトウェアで
「この作業は自動化できるだろうな」と思った時に
既に開発されている方をGoogleで検索し、
公開されているコードの中の関数の使用例を見て目的に沿うようにアレンジし、
狙い通りに動作するまで実行&エラー潰しの繰り返しをしている内に
MEL、PyMEL、Python、MAXScript、Bashを覚えました。

3. 職場環境はどのような印象ですか?
静かで居心地が良いので、
「身内しかいない漫画喫茶」のような感じです。

4. 学生時代やっておいてよかったことはありますか?
英語とMEL, PyMELです。
Mayaは手作業がMEL ScriptとしてScript Editorにアウトプットされる、
リファレンスにサンプルコードが豊富に記載されている、
GUIがスクリプトで簡単に作れるといった点でスクリプトの勉強に役立ちました。
———————————-
お二人ともご協力ありがとうございました!
日々の業務においてディベロッパーの方々のサポートが
沢山あることをこの記事を書きながら改めて感じました。
この記事がディベロッパー(テクニカル職)を目指す
学生さんの参考になれば幸いです◎

それではまた更新します*

テレワークのその後

前回の記事でアニマが現在行っている「テレワーク」をご紹介しました。
そこで今回は、実際にテレワークに切り替わってからの模様と
筆者(=ゲームグラフィックアーティスト/アニメーター)の
個人的な感想をお伝えします。

まずは作業するまでの準備について。
リモートワークを行うためにインストールするソフトなどは
前回の記事にまとめられているのでそちらをご覧ください。

用意が必要なのは、インターネット環境、PC、ヘッドセットの3点です。
(PCやヘッドセットがない人は、会社から支給されました)
モデリングアーティストの中には許可をもらって会社のペンタブレットを
持ち帰った人もいるようです。

予め自宅のPCにインストール&設定していたPersecを開き、Connectを選択↓

するとすぐに会社にある自身のPC画面が開きます↓

これでリモート操作が可能になりました!
ボタン操作一つでリモートできるので簡単に作業を始めることができます。
設定も特に難しい操作はなかったので、非常に便利◎

次に使用感についてですが、PC自体は会社のものを使用しているので
ほとんど会社と同様のスペックで作業できます。
アニメーターが一番気になるFPS(フレームレート)についても、
ゲーム中に使用されるモーションも普通に再生可能でした。
Mayaの操作はデュアルディスプレイでなくなった分
狭くはなってしまいましたが問題なく作業できています。

しかし、最近はテレワークの方が増えてきた影響か、
回線が不安定になることがしばしば…。
私の場合は、時間帯や日にちによってモーションがコマ落ちしてしまったり、
反応にラグが起きたりすることがありました。
契約している回線にもよりますが、時間帯によっては遅延が激しく
作業が難しい人もいるようです。(この問題の解決はまだ難しそう)
設定を変更したり、一画面にしてリグを非表示にしたりすることで
画面内の情報量を極力減らす方法で対応しています。

会議やチェックバックなどのコミュニケーションは
ZoomやSkypeなどのツールを使用しています。
(Parsecに負荷をかけない様に通話ソフトは自身のPCにダウンロードしています)
実際にその場にいるわけではないので説明をする際に
多少の不都合はあるものの今のところ大きな問題はありません。

最後に、テレワークをしてみた感想ですが、割とできるものだなと思いました。
もちろん、まったく問題がないとは言い切れませんが、
「仕事自体ができなくなる」という最悪のケースを防ぐことができたので
その点に安心しました。

とはいえやはり作業効率は落ちたと感じますし、仕事場でない分、
環境面や集中力を保つことが難しく感じる部分もあります。
あとは同じチームの人との交流が減ってしまったことも残念です。
現在、作業環境はできる範囲で自分なりに整えました。
交流に関しても引き続き色々と試行錯誤してみようと思います!

社内全体でも、個人から出た問題についてアンケートをとったり、
情報交換したりして色々と試している最中です。
今後どうなるかはまだわかりませんが、
手洗いうがいを徹底して皆で《ステイホーム》しましょう🏠

それではまた更新します:)

テレワーク(リモートワーク)について Vol.1

新型コロナウィルスの感染対策予防として
テレワークが推奨されるようになり、
「テレワーク」という言葉にもだいぶ馴染みが出てきましたね!

アニマでは、以前から家庭や交通(住んでいる場所が遠方)の事情で
能力や意欲のあるアーティストが働く機会を逃してしまうことは
アーティスト/企業双方にとって“もったいない”と考えていました。

「何とかしたい」と考えてはいるもののなかなか具体的に進まず…。
そこで今回のこの騒動をテレワークの環境を整えるチャンスととらえ、
先週から全社を挙げて実践テストに取り組むことにしました!

おそらく同業の方々も同じ悩みを抱えてらっしゃると思うので、
弊社で進めている検証内容などを公開します!
※あくまで弊社のケースですので不具合等は自己責任でお願いします

ちなみに、ものすごく長くなってしまったので今回は3つの記事に分けて
掲載します!ぜひ最後までご覧ください!

まず、テレワークを行う手法はいくつか考えられますが、
代表的なものは下記の3つかと思います。
1. VPNを接続して自宅PCで直接作業
2. 会社のPCを自宅に持ち帰りVPN接続して直接作業
3. リモートデスクトップを利用し、会社のマシンにログインして作業

それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。

1. VPNを接続して自宅PCで直接作業
この方法は一般的な手法ですが、大きく3つの問題があります。
1つ目は【アーティストの自宅PCのセキュリティ環境が担保できない】ことです。
例えば、ランサムウェアに感染したPCで会社のサーバーにアクセスすると大惨事に…!

2つ目は【データの流出】です。
作業データそのものを自宅PCで扱うため、
悪意が無くともウィルスに感染しているなどの問題が自宅PCにあった場合、
知らず知らずのうちにデータが流出する恐れがあります。

3つ目は【作業用のソフトウェアを準備する必要があり、PCのスペックが必要なこと】です。
ソフトウェアの準備に関しては、昨今のソフトウェアは自宅利用を可能とする規約が多いので
ライセンスの問題はありません。
しかし、インストールや設定を各自で行うのはそれなりに手間がかかります。
全般的にITリテラシーがある程度高くないとリスクの大きい手法といえます。

2.会社のPCを自宅に持ち帰りVPN接続して直接作業
1の方法での問題は個人のPCを会社のネットワークに接続することにあるため、
この手法であれば会社のPC(セキュリティソフトなどを管理されていることが前提)で
接続するため、会社内での環境とさほど変わらない状態が維持できます。
それでも個人宅での利用のため万全ではなく、PCを発送するための手間や費用がかかります。
また、一度発送すると、たまに出社する場合に自分の作業マシンが無い状態となるため、
運用上の手間が発生します。

3.リモートデスクトップを利用し、会社のマシンにログインして作業
この手法は会社のPCの画面だけを自宅PCにストリーミングするため、
データの流出やウィルスの感染などのリスクがありません。
(悪意を持ってスクリーンキャプチャーされるとさすがにアウトですが;)
また、会社のPCをそのまま使うのでソフトウェアの準備が不要で
スペック不足が起こりません!
しかしこの手法の場合、CG作業(特にアニメーション)においては
致命的となる“遅延”に悩まされてきました。
ネットワーク経由での描画のため、必ずと言っていいほど…。

メジャーなリモートデスクトップのソフトウェアは下記があります。
・Windows標準のリモートデスクトップ(RDP)
・Chromeリモートデスクトップ
・Anydesk
・Splashtop
・TeamViewer
etc…

それぞれにメリットとデメリットがありますが、我々が一番重要視する
フレームレートがしっかりと出るものがなかなかありません。

では、アニマではどうしたのかというと…
次の記事へ✐

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