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月別 : 2020年 2月
あっという間に2月が終わりますね💦
暦の上ではすでに春ですが、まだまだ寒い日が続きそう…⛄
マスクが品薄になる状態が続いていますがので、
うがい&手洗いを徹底してより一層健康管理を意識しましょう!
さて今回の記事は、金沢スタジオのご紹介と
ポートフォリオ制作についての2本立てです*
まずは金沢スタジオについてですが、ここには合計7名の
アニメーターとモデリングアーティストが在籍しています。
本社と比べると規模は小さいですが、皆で昼食を食べに出掛けたり、
社内でお弁当を食べながら一緒に映画を観たりなど、
社内の雰囲気はとても和やか◎
春から新卒スタッフが増えるのも楽しみです:)
それぞれの職種が担当する業務の内容はというと、
【アニメーター】はゲームやムービー内のキャラクターに「動き」や
「感情」をつける作業を担当しています。
アクションやダンス、動物のモーションなど、様々な種類の仕事に携わります。
【モデリングアーティスト】はキャラクターとプロップスに分かれており、
モデリング~マテリアル設定、テクスチャまで一連の作業を担当しています。
金沢スタジオが現時点で募集している求人(新卒)は
【アニメーター】限定となっていますが、
金沢スタジオに限り≪CG未経験可≫としていますので
興味のある方はぜひお問合せください!
新卒採用の詳細はこちら
※一定水準以上のデッサン力が必要です
続いてポートフォリオ制作についてですが、
就活生の中には「CGソフトを扱ったことがないけどアニメーターを目指したい!
ポートフォリオに何を載せたらいいんだろう?」と迷われる方もいると思います。
ということで、今回は特別にCG未経験でアニメーターとして
金沢スタジオに入社した美大卒スタッフが
学生時代に実際に作成したポートフォリオをご紹介します。
このスタッフは大学で視覚デザインを専攻しており、
商業デザインや企画立案など、
「視覚的表現を用いて相手にどう伝えるか」を学んでいました。
ポートフォリオの構成は
【自己紹介→絵本→立体作品→絵本→ゲーム作品
→映像作品→ポスター広告→イラスト→デッサン】で、
最後は自身で製本まで行ったそうです。
構成ごとに作品に合った書体や紙を使用しており、
とても凝ったポートフォリオになっています。
金沢スタジオの選考ではデッサン力を最重要視しているので、
アニメーターを目指す方は必ずデッサンを入れておきましょう!
最も大切なことのひとつは【自信のある作品を一番前に入れること】です。
こうすることで、絶対に自身のある=見て欲しい作品見てもらうことができます。
アニマは分業制のため、自身が希望する職種に関係する作品を多く入れた方が
審査の際の判断がしやすくなるので参考までに。
あとは、参考にした資料等をまとめて保存しておくことをオススメします。
これをしておくと、「モデルデータやイラスト、参考にした資料等が見たい」と
言われた際にすぐに対応することができます◎
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せっかくなので、写真のポートフォリオを作ったスタッフに
いくつか質問してみました。
Q. 学生時代“やっておいて良かった”と思うことは何ですか?
– グループ課題やレイアウト系の課題です。
人と関わって何かをすることの大変さなどが体験できたので。
他にも、レイアウトの感覚はすぐに培われるものではないので
作業している際に勉強しておいて良かったなと思います。
Q. では逆に、学生時代“やっておけば良かった”と思うことは何ですか?
– 映像作品をもっと早い段階から見ておくべきだったと思います。
(社会人になると学生時代ほど自由な時間が無いので)
知識の引き出しは増やせば増やすほど自分の助けになるので、
学生の内に沢山の作品を観ることをオススメします!
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他のスタッフも、映画をたくさん観てきたことが
アニメーション制作の際に役立っていると答えていました。
将来何が役に立つかわからないからこそ、
自分が面白いと思ったことをとことん突き詰めましょう✨
ざっくりですが、参考になったでしょうか…?
気負い過ぎず、残りの学生生活を楽しみながら
悔いの無いように就職活動頑張ってください!
ではまた更新します✾
先日、PIXARの現役アニメーターであるMichal Makarewicz氏に
アニマへお越しいただき、セミナーを実施していただきました!
これまで数々の有名作品を手掛けてこられたMichal氏ですが、
とても気さくで記念撮影にも快く応じてくださいました📷
ご存知の方も多いと思いますが、
ご本人の自己紹介文より抜粋したご経歴を載せておきます↓
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Michal Makarewiczは2003年初頭にPixar Animation Studiosに入社し、
これまでに12本以上の長編映画と7本の短編映画に携わってきました。
Michalは、ピクサーが初めて制作した30分間のテレビ作品
「Toy Story of Terror(トイ・ストーリー・オブ・テラー)」や
「Dug’s Special Mission(タグの特別な1日)」でSVアニメーターを務めています。
また、「Cars 2(カーズ2)」と「Finding Dory(ファインディングドリー)」の
ディレクティングアニメーターも務めました。
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Michal氏のセミナーは常に大人気ですが、
今回社内で実施していただけるということで
アニメーター以外のスタッフの姿も沢山( ..)φ
以下のカテゴリーについて8時間に渡り大変密度の濃いお話をしていただきました。
【目、眉、セリフ、ポリッシュ、アクティング、パフォーマンス、セオリー etc…】
表情に関する部位ごとのディテールやキャラクターの心情プロセスで
注目すべきことなど、実際の作例を踏まえながら解説してくださいました。
基礎的な考え方に加え、実際に使っているテクニックもわかり易くご説明いただき、
スタッフからの素朴な質問にも熱心かつ真摯に答えてくださいました!
数々のセッションを通して、Michal氏が考える自身のアニメーションに対する哲学や
豊富なご経験から導き出されたショットへのアプローチにふれることができ、
大変貴重な時間でした。