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こんにちは!
Asset Div. Character Dept.所属
入社2年目のキャラクターモデリングアーティストOです:)
すっかり秋の気候となったこの頃🍂
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は筆者が「学生時代もっとこれをやっておけばよかった」
と感じている”4つのこと”をご紹介します。
これからCG業界を目指す学生さんのヒントになれば幸いです◎
1.人体解剖学の勉強
個人的に一番重要だと思っているのはこれです。
正直、最初は骨や筋肉が分からなくても
見た目が良ければ大丈夫だと思っていたのですが、
実際にキャラクターを制作すると動いたときに違和感が出ないかや
ポーズを付けたときにバランスが取れているか 等、
解剖学の知識がクオリティに直結しているということを痛感したからです…!
いきなり全てを覚えるのは難しいですが、
「この部分はこういう構造だから、こういう形になる」という説明ができる位
全身が理解できていると、モデリングの精度は格段に上がります✨
作業中は常に解剖学を意識することが大切です◎
※普段作業中に横に置いている人体模型
2.デッサン
3Dツールを扱う時間が増えても、デッサンで養われる観察眼は非常に重要です。
仕事ではデザイン画をもとにキャラクターを3D化することが多くあります。
その際に「何か違う」という違和感に気が付けるかどうかは、
デッサン力によるところが大きいと感じています。
3.イラスト
これは会社の制作物にもよりますが、入社して一番衝撃を受けたのが
「テクスチャ作業=ほぼイラスト」という点でした。
私は学生時代イラストはほとんど描かずにモデリングばかりしていたため、
今まさに苦戦中です💦
ハイライトや影の位置、線の太さ、色の置き方 etc..
すべてにおいて「描ける力」が求められます。
特にアニメ塗りや厚塗りでの影の形のデザインを練習しておくと
確実に役に立ちます✊
4.意思疎通スキル(コミュニケーション力)のブラッシュアップ
CG制作の多くがチームでの作業です。
当然多職種の人とも連携しながら進めるため、コミュニケーション能力も必須です。
ビジュアルが中心の仕事だからこそ、”なんとなく”で進めてしまうと
完成時にイメージのズレが生じがちです。
そうしない/ならないためには、リファレンス画像の共有や
「ここはこういう印象にしたい」という言語化が非常に大切なのだと感じます。
~まとめ~
学生時代に「もっとやっておけばよかった」と思うことはたくさんありますが、
【解剖学・デッサン・イラスト・コミュニケーション】の4つの大切さは
社会に出てから強く実感しました。
これからCG業界を目指す方には、ぜひ今のうちから取り組むことをオススメします!
それでは、また更新します*