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カテゴリー別 : Anima Blog Club

新人座談会✾

皆さんこんにちは!今日から5月ですね*
気付けば2017年もあっという間に1/3が過ぎました…;
今日と明日を休めば今年のGWは9連休☄(羨ましいーーーーー)
今日出社している人たちは5連休を楽しみに頑張りましょう!

さて、今回は4月に入社をした6人の新人と、
現在新人研修を担当している先輩スタッフ(アニメーター)を交えての
【新人座談会】の様子をご紹介します✤


司会:
皆さん今日はよろしくお願いします!

一同:
よろしくお願いします!

司会:
では早速。
まだ入って間もないですが、社内の雰囲気等はいかがですか?

一同:
毎週金曜日にカフェがあるのが嬉しいです。
自然と先輩方とコミュニケーションが取れるので、話しやすい職場だと思います。


司会:
カフェは本当に好評ですね◎
では次に、それぞれが担当するパートがどんな仕事なのかを簡単に紹介してください。

アニメーターY、E、S:
アニメーターは、映像作品や、遊技機にむけた、クロスやフェイシャルを含むアニメーション全般を担当します。

コンポジッターR:
コンポジッターは、エフェクトやライティング、レンダリングといった映像制作の最終工程を担当します。

ゲームチーム背景モデラーK:
ゲームチームの背景モデラーは、ゲームの背景制作を担当します。

ゲームチームアニメーターM:
ゲームチームのアニメーターは、ゲームのリアルタイムのアニメーションを制作します。

司会:
ありがとうございます。
今はそれぞれのチームで研修を受けている最中ですが、
その中で苦労した部分や「自分はこれがわかってなかった」
というような印象に残ったことがあれば教えてください。

ゲームチーム背景モデラーK:
モデルは軽量にし、テクスチャでしっかり豪華さを表現するというところが難しいです。
スマートフォン向けのゲーム等は特にこのことが重要です。

ゲームチームアニメーターM:
ゲームは海外でも展開されるので、
多くの意味で“ジェスチャーに気を遣うように”という指導をしていただきました。

アニメーターO:
ゲームは映像と違って一切しゃべらないキャラクターもいるし、
動きで表現して伝えなければならないことが多いかもしれないね。

アニメーターM:
多くのリテイクをいただき、修正に追われました…。
難しいと感じながらも最初に提出したものと最後に提出したものを
比べてみると品質が大きく向上しているのがわかり、密度の濃い時間を過ごせています。

アニメーターS:
正直、学生時代はあまり知識がまとまっておらず中途半端でした。
研修を通じて「フェイシャルは筋肉の動きに基づいてつけなければならない」というように、
活用する知識が正確になってきているのを感じています。

アニメーターO:
アニメーションで命を吹き込むというのはまさにそう(↑)で、
ゲームだとプレイというわかりやすいユーザー体験があるけど、
映像は言ってしまえば見るだけで終わり。
なので、〔画面の中に世界があってそこにキャラクターが生きているということを表現する〕
これをしっかりしないと、とてもチープなものになってしまう。
感情や想いを汲み取っていく感覚が深みにはまればはまるほど、奥深く、面白いよ:)


司会:
は次に、皆が今の仕事を志したのは、どんなことがきっかけですか?

ゲームチームアニメーターM:
もともとゲームが好きで、中でもキャラクターが特に好きでした。
なので、今のOさんのお話のように、ゲームにおいてもキャラクターのことを
考えながら命を吹き込みたいと思うようになったことがきっかけです。

アニメーターS:
映画が好きで、子供の頃に有名なフル3DCG映画を見たときから決めていました!

アニメーターE:
私も映画が好きで、CGも好きだったので、志しました。
あと、自分が結構アニメーションが上手かったからというのもあります(笑)

コンポジッターR:
映画(特にSF作品)が好きだったので、エフェクト、コンポジットを志しました。

ゲームチーム背景モデラーK:
私は大学でCGをやっていて、モデリングがとても好きでした。
中でも、特に背景をモデリングするのがとても楽しかったので、背景モデラーを志しました。


司会:
ありがとうございました!
入社後に思わずテンションがあがったことはありますか?

ゲームチームアニメーターM:
私は研修のモデルが、どれもやったことのあるゲームのキャラクターだったのでそれがとても嬉しいです。

アニメーターY:
社内の完成した過去作品のムービーがやはりすごいです‼
アニメーションも、モーションキャプチャーなのかと思ったら手付けだったという話を聞いて驚かされます。

ゲームチーム背景モデラーK:
背景の物量(例えば街並みの緻密さ等)にとても驚かされました。軽量&クオリティーがすごいです!

司会:
なるほど、、
それでは最後に、今の皆さんが学生だった頃の自分に何か一言声をかけるとしたら、何と声をかけますか?

コンポジッターR:
もっと日本語の勉強を!(笑)
※Rくんは中国出身

アニメーターS:
体の原理を勉強しておいた方がいい。

アニメーターYさん:
時間感覚をもって作業をするクセをつけておこう!

ゲームチーム背景モデラーK:
テクスチャの勉強を!あとphotoshopをもっとちゃんと勉強した方がいい。

アニメーターE:
旅行にもっと行って、見識を深めるのも大事。

ゲームチームアニメーターM:
本当に楽しい仕事だから、頑張って!

司会:
質問は以上です!皆さん、ありがとうございました。
これから頑張ってくださいね(*^^)



中谷学さんによるライティングセミナー③

北海道では雪が降ったそうですが、都内ではここ数日夏日が続いていますね☀
半袖で歩く人の姿も見られました。このまま暖かい日が続くと良いのですが…(゜゜)

さて、今回は先日実施された元Dream Works Animationの
中谷 学さんによる第3回社内セミナーについてのお話です:)
今回も来日の折に合わせてアニマ社内でセミナーを実施していただきました*

現材、Skypeのセミナーでは「オリジナルの映画企画書を作ろう!」をテーマに、
映画のプロットの立て方~最終的に企画書やポスターを作ることを目標としています。

映画企画の虎の巻として有名な「SAVE THE CAT」や「The Anatomy of Story」を
参考にしながら、中谷さんのアドバイスを基に進められます。

今回社内で実施していただいたセミナーはこれまでのレクチャーを踏まえて
スタッフが自ら考えたプロットをプレゼンし、講評していただく回でした。

プレゼン自体が初めてのスタッフはもちろん、経験があるスタッフも
自分の企画のプレゼンは緊張の一瞬です…、、

普段プレゼンをする機会がなくても挑戦してみたいという
現場スタッフ~ディレクタークラスまで自由に参加しています。

中谷さんは一つ一つのプロットに対して丁寧にコメントをくださいました。

映画の企画は、出てきたアイデアをどんどんまとめて
常にストックすることに意味があるのだそうです。
企画を100本立てたとしても、実際に何本形にできるかは誰にも
わからない世界なので、アイデアを出すトレーニングも兼ねて、
常に案を手元に置いておくことが重要なのだと仰っていました。

いつ/どこで/誰に「何か企画見せてよ」や、「○○について提案してくれる?」
と声を掛けられるチャンスが巡ってくるかはわかりません。
その場で企画を考えるのでは遅いので、日頃の備えが大切なのです◎
まるで常に刀を磨いておく侍のようですね…⁂

中谷さん、今回も貴重なお話をありがとうございました☆
また次回もよろしくお願いします♪

デッサン会を通じて ~まだまだ進化中!~

段々と暖かくなり、昼間は薄着の人も増えてきました。
長く楽しみにしていた桜も満開の姿は短く、あっという間に葉桜へ…。
新入社員の皆さんは徐々に会社生活に慣れ始めた頃でしょうか?
慣れない社会人生活に戸惑うことも多いと思いますが、精一杯頑張ってください✨

さて、今回は武蔵野美術大学さんのご協力の下、
約8ヶ月に渡りアニマで実施された『デジタルデッサンクラス』をご紹介します!
通常のデッサンは鉛筆や木炭などを用い紙の上に描くアナログなものですが、
弊社ではIpadを用いたデジタルのデッサンを試みました。

8ヶ月のクラスを終えた後の座談会の様子↓

■Ipadを使う目的は大きく以下の2点です
————————————————————————————————
・普段からデジタルに慣れている
・アナログよりも色彩が作りやすく、修正も容易に行うことができる
————————————————————————————————
上記の理由から、
「トライ&エラーをたくさん繰り返せる分、上達も速いのでは?」という狙いがありました。

-実施の背景-
デジタルデッサンより以前から実施していた〔スケッチ会〕での作品を美大の教授方に
ご覧いただいたところ、新しい教育システムの開発の可能性を強く感じられたところから
今回のご縁につながり、今回共同でのデジタルデッサンクラス開催が実現しました。

-スケジュール-
クラスは〔約8ヶ月間/毎週1回朝9時から実技:約2.5時間/講評:30分〕という
スケジュールで実施していました。参加スタッフはモデラー、アニメーター、
ライティング、コンポジッター、制作進行、ディレクターと様々。
多くの参加者が本格的なデッサン教育の経験がほとんどない状態でスタートしましたが、
毎回先生から的確なアドバイスをいただいたおかげで皆メキメキ上達していきました◎

描くモチーフも缶や瓶、電球などの無機的なものから、
牛骨、はく製、石膏像、人物等の有機的なものへ変わっていきました。
(美大で使われるモチーフを学校のご厚意で貸出していただき、大変ありがたかったです!)



-描く環境-
デッサンは暗幕によって外光を遮った室内で蛍光灯を点け、変化が少ない光源で描きます。
これは、太陽光などの変化の激しい光源は初心者にとって大変困難な作業になるためです。
基本は1回の授業で1モチーフを描き切りますが、
石膏像や人物等の難易度が高いモチーフは2週に渡って描きます。
それでも、当初は時間が足りませんでしたが、経験を積むにつれ、
皆の描くスピードがアップしていることを実感しました。

デッサンは、描く対象だけでなく周りの環境を含んだ
「物」・「光」・「空間」を捉える意味合いで行われます。
決して絵を上手に描くことを目的とするのではなく、
【目で観察したものを手でアウトプットする】ための訓練なのです。
ディティールは時間をかければ描けますが、空間や光などを含んだ「全体感」をきちんと捉えることは大変
難しく、今回クラスに参加したスタッフもまだまだそこまでのレベルには届いていないように感じています。

デッサンに限ったことではありませんが、
勉強には終わりがなく、継続することが重要なのだと強く感じました。
デッサンは美術の基礎中の基礎なので、普段のCG制作に活かせることがギッシリ詰まっています。
引き続き楽しみながら、今回のような試みを続けていければ良いなと思っています☄

では、また更新します:)
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デッサンクラスに興味のある方はこちらも読んでみてください↓☆
・過去のデッサン記事
・CGWORLDの特集記事
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