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ジメジメとした梅雨の季節…☔
気候の影響で、なんとなく気分が晴れない日もありますよね。
そんな時こそ、仕事終わりのリフレッシュが必要(&最高)✊
ということで、アニマの恒例行事になりつつある
『ビアフライデー』のお話です:)
暑くなってきたからか?
いつもより多くのスタッフが集まりました🍻
アニマは7~8割のスタッフがテレワーク中心で、
出社はチームやプロジェクトごとに合わせるため、
大人数が一度に集まる機会はある意味貴重です◎
今回は、これまでと少し趣向を変え、
テーブルゲームや動画鑑賞のイベントも実施🎦
より一層リラックスして楽しめたかと思います♩
社内のチャットルームで日頃からスタッフ同士で共有している
おすすめ動画をプレイリストにまとめてモニターで上映したのですが、
若手のモデリングアーティスト達から
「自主制作したショートムービーを観てもらいたい」
との嬉しい申し出があり、急遽その上映会も開催されました👏
テーブルゲームも大盛況!
有志のスタッフたちが持ち寄ったゲームで、予想以上の盛り上がり🧨
好評だったので、いつかゲームをメインにしたイベントも企画したいと思います♢
周囲を気にせずワイワイ楽しめるのも社内開催ならでは✨
皆それぞれのペースで楽しんでいる様子でした
今後も、若手~ベテランまで部署の垣根を越えた
交流の場をどんどん設けていきたいと思います💪
気付けば間もなく6月…👀
関東もそろそろ梅雨入りでしょうか?☔
個人的に雨はあまり好きではありませんが、
過ごしやすい涼しい気温は続いて欲しいと思うこの頃です…*
さて、今回は先日アニマ社内で開催された
『Marvelous Designerセミナー』について
ご紹介させていただきます✍(久しぶりの社内セミナー✨)
Marvelous Designerの開発元である
CLO Virtual Fashion Japan G.K.より
3名の講師の方々にお越しいただき、
最新機能や今後の動向について貴重なお話を伺いました。
アニマからはAsset Div.所属のCHモデラーとCFXチームが参加✊
セミナー後半では事前アンケートを基にした質疑応答の時間を
設けていただき、参加メンバーたちとの活発な意見交換も行われました。
例えば…
リアルな材質の表現に定評のあるMarvelous Designerですが、
(現状)アニメ調の作風が多いアニマにおいて
Marvelous Designerを使用する機会が少ないスタッフから、
“アニメ調のデザインを再現する際のアプローチについて”などの
質問に対してとても丁寧にご回答いただきました。
CFXチームでは過去にMarvelous Designerを活用していたことがあり、
パイプラインへの組み込むための手段やデータのやり取りに関する
提案などが行われました。
ただ、最新のMarvelous Designerに触れているスタッフがおらず…
質問や提案が最新バージョンでは解決済みといった事もちらほら💦
Marvelous Designerさんの開発サイドも
セミナーでのやり取りを大切にされているらしく、
Marvelous Designerの進化の速さを実感しました◎👏
今回のアニマからの提案が実装される日が来るかも、、!?
講師の皆様:
左から、Julia Lee様、Nadine Chu様、坂本 奈穂様
貴重な機会をありがとうございました!
こんにちは!
Development Div. 所属テクニカルアーティストのHです。
GWも終わり、何となく長く感じた通常モードの1週間も今日で終了💻
気持ちを切り替えて来週からも頑張りましょう💪
さて、今回は筆者自身が今でも時々引っかかってしまう
ちょっとした“罠”についてのお話です。
「これ、自分だけじゃないよね…?」
と、共感してもらえたら嬉しいです:)
——————————————–
MotionBuilderやゲームエンジンとの連携で、
スケルトンとジオメトリだけの
“素”のFBXアセットを扱うことがあります。
例えば、MotionBuilder用に出力されたアセットを
わざわざMotionBuilderで開くことが手間に感じる場合や
Mayaで十分に作業ができると判断した時に
Mayaで開く…という場面、ありませんか?
そんな時、思わぬ“罠”に嵌ることがあります。
こちらは弊社のオリジナルキャラクター
アニマちゃんのFBXです↓
あれ、、?スカートにボーン(骨)が入っていません。
この状態を見た時、こう思ってしまうかもしれません・・↓
「まだボディのアニメーション作業用のLODなのかな?」
「データを開いてみたけど、スカートのボーンが来ていない。何か不具合かも?」
「アサインされたばかりで状況がよく分からないけど、
今はまだ自分が作業できる段階じゃないのかも?」
「アセットがおかしいのかもしれない。正しいデータかSVに確認しなきゃ!」
…等々
これらの判断は、プロジェクトの体制や
担当範囲によってはごく自然なものだと思いますし、
実際にその様な状況の可能性もあるでしょう。
が、実はもっと単純な理由かもしれません…!
「アセットの一部のボーンが非表示設定になっているだけ」
というケースがあります。
MotionBuilder側でグループ設定されたり、
作業中に一部のジョイントを非表示にしていた結果、
そのままFBXとして出力され
Mayaで開くと——
見た目上はボーンが存在しない様に見えることがあります。
この場合、drawStyleがNoneになっているだけで
実際には、ボーンはきちんと存在しています。
Visibility設定ではなく、drawStyleという
別のパラメータによって見えなくなっているのです。
この設定を“bone”に変更すれば通常通りボーンが表示されます👀
…はい、そうです。
これはもう、罠⚠
そしてこの罠、なかなか厄介なんです。
何が厄介かというと、
・特定のボーン構成だと、見事にその部位だけボーンが「無い」様に見える
・色々と状況を深読みしてしまう
・MotionBuilderでは全ノードがスケマティックビューで俯瞰できるが
Mayaのアウトライナでは展開しないと見えない
・Visibilityでもビューポート設定でもなく、第三の方法で非表示になっている
・そもそもdrawStyleという属性の存在を知らないと気付けない
上記の様な要素が重なり、非常に引っかかりやすいのです💦
対処方法(Pythonスニペット)
この問題は、以下のようなスクリプトで簡単に解決できます。
シーン内の全てのジョイントのdrawStyleを“bone”に設定するものです。
——————————————
import maya.cmds as cmds
joint_lst = cmds.ls(type=’joint’)
for joint in joint_lst:
plug = ‘{}.drawStyle’.format(joint)
cmds.setAttr(plug, 0)
——————————————
drawStyleはチャンネルボックスに表示されないため、
複数のボーンを選んで手動で一括変更することはできません。
そのため、現実的にはスクリプトでの対応が最も効率的です。
まとめ
しっかり整備されたパイプラインでは、
こういったケースは発生しにくいかもしれません。
しかし、TAが先行してテストをする際や手動でデータを扱う場面では
思わぬタイミングでこの罠にかかってしまうこともあると思います。
皆さんも、似た状況に遭遇した際は
このdrawStyleの存在を思い出してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました*
それではまた次回👋