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Isilon導入事例 ~開発部門のお話~

令和最初のお盆休み、皆様いかが過ごされましたか?
台風10号の影響がある地域の皆様、くれぐれもお気を付けください!

さて、今回は久しぶりにDevelopment Div(開発部門)のお話です。

アニマでは本格的なパイプラインの構築と制作規模の拡大に伴い、
ネットワークの混雑による通信速度の低下や
ストレージ容量の不足等の問題が顕著になっていました。

こういったデータ周辺の環境を改善するため、
今回非常に強力なサーバーマシンを導入しました!

「Dell EMC Isilon」です↓

「Dell EMC Isilon」はデータの読み込み/書き出し時の
負荷を徹底的に分散する設計になっており、
アクセスが大量に集中しても常に一定の速度を保証することができます。
さらに、独自の堅牢なデータの最適化やバックアップ機能を備えており、
保全の面から見ても高い信頼性を備えています。

これほど高性能でありながら、ファイルシステムとしては
単一のドライブとして認識されるため、
既存の環境に容易に導入できる扱いやすさも兼ね備えているのです✨

また、マシンの稼働状況はwebブラウザで確認することができ、
ユーザーフレンドリーなインターフェースが用意されています。

このマシンの導入によりどのような環境改善につながったのか、
現在Isilonの整備を担当しているシステム管理のスタッフに話を聞いてみました。

──これまでどんな使用用途/スペックのサーバーを使用してきましたか?
使用用途としては、社内システム基幹系/ストレージ/レンダーサーバーなど、
スペックは2CPU構成のラックマウント方式のサーバーを中心に使用していました。
ストレージに関しては、Windows Server/QNAP/Synology等の運用経験があります。

──導入されたIsilonの構成について教えてください。
今回、以下の構成にてIsilonクラスタを構築しました。

・ノード構成
H600 x4 ノード + A2000 x4 ノード
・ディスク構成
HDD 850 TB + SSD 5.7 TB

──Isilonは現在どのような稼働状況ですか?
進行中のプロジェクトに関して、順次Isilonにデータの移動を行っており、
実際に本番運用を行いながら随時検証を進めています。
現在、社内の全クライアントが接続しており、常に多数の通信を行っている状況です。

──現段階でのIsilonの印象について教えてください。
十分な冗長構成が取られているため、
耐障害性について非常に信頼性の高い設計になっていると感じています。

──Isilon導入により社内のデータ管理等に改善された点はありますか?
ユーザによるファイル操作時のレスポンスが以前と比較して改善されたように思います。
また、非常に大きなディスク容量をワンボリュームで使用できるため、
従来の複数のストレージに分散させていた運用と比較して、管理上の手間も削減されました。

──Isilon導入によって今後改善されうると考えられる点があれば教えてください。
拡張性の高い設計となっているため、
今後規模が拡大し性能や容量が不足した際もノードを追加する対応で済みます。
そのため社内ストレージの持続的な運用に関連する将来的な工数も
削減することができたのではと考えています。

アニマはこれからもより盤石な制作体制を整えるよう邁進して参ります。
それではまた更新します*

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