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カテゴリー別 : 社内イベント
雨の日が段々と多くなり、梅雨の訪れを感じますね☔
紫陽花が綺麗に色づき始める季節が目前にせまってきました。
さて、今回の記事は ”野外スケッチ” についてです。
筆者はGW中に野外スケッチに2回挑戦しました。
ですが…久しぶりだったこともあり、
結果的に両日とも納得のいく出来には及びませんでした💧
かなり落ち込んでしまいましたが、
このままでは終われない!ということで
スケッチ内容の振り返りと、克服のための練習を行いました。
今回の記事では、その一部を共有させていただきたいと思います。
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1回目のスケッチはアニメーターSさんと一緒に行きました。
使用したのは「不透明水彩絵の具」です。
※この日の持ち物の写真です(せっかくの野外なのでiPadは置いていきました)
筆を洗う筆洗機は、空きペットボトルに水を入れて持ち運んでいます。
筆を洗って汚くなった水は公園では捨てず、
自宅へ持ち帰って捨てるようにしています。
この日はかなり時間をかけてペイントしたのですが、
用意していた絵の具と紙の相性が悪くスケッチは仕上がりませんでした…;;
あまりにも描けなくて悔しかったため
後日リベンジのため別の公園へ向かいました。
そして描いたスケッチがこちら↓
う~ん…
今回は、しっかり絵の具が乗ることを事前に確認していましたが、そもそもの色が思うように作れず…。
精密描写ではなく、大きめの筆でざっくりと印象を捉えるスケッチを目指していて
見様見真似で色を置いていきましたが
結局納得のいく仕上がりにはなりませんでした。
室内でのスケッチは経験を積み慣れてきたので、
野外でも時間さえかければ上手くいくと思っていましたが、
公園の情報量の多さに翻弄されてしまい
2度目の挑戦も残念な結果になってしまいました…。
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そこで、復習も兼ねて
“複雑な世界をシンプルに捉えるための考え方”を念頭に
自分に足りない部分の補強に努めました。
特に、あるアーティストにお薦めされた本
『Landscape Painting: Essential Concepts and Techniques for Plein Air and Studio Practice』
Mitchell Albala著
が大変勉強になったので、一部をご紹介しようと思います。
※内容はあくまで筆者の解釈となります
※イメージ画像も筆者が本の内容を基に解釈し作成したものです
1.景観のバリューを分割する
① Light(Sky):
大抵の場合、一番明るいのは空。絵の中でも地面と空のコントラストが大きくなることが多い。
② Half-light:
水平面で空からの光を真正面から受け止めるため、地面は2番目に明るくなる傾向がある。しかし、空よりは暗い。
③ Half-dark:
丘のような傾斜面は、空から受ける光が水平面より少なくなる。しかし、垂直に立つオブジェクトよりは明るくなる。
④ Full-dark:
木や建築物などの垂直なオブジェクトは受ける光が少ないため暗くなる。大抵の場合、絵の中で最も暗くなる。ただし、天面や光が当たる部分は③傾斜面や②地面のバリューに近い場合がある。
この構成は絶対ではありませんが、
スケッチをしている中で迷いが出た時に参考にするといいかもしれません。
2.形状を分析する
次に形状を分析するトレーニングを参考に、
まずは写真をトレースする形で始めてみました。
最初に輪郭となる部分を線で囲んでから、
等高線のような凹凸を表現するラインを描きます。
あまり葉っぱの一枚一枚の形状等にフォーカスせず
シンプルに、囲われた線の中に四角形ができていくように線を描きます。
シンプルなドローイングを目指しつつ、
どの程度の情報量で自分が観察したものを見た人に伝えられるか
ということも精査していくと良さそうです。
このトレーニングは正直あまり上手くできなかったので、
出歩いた際にパッと練習できるように紙とペンを持ち歩いて練習しようと思いました。
ドローイングが苦手なので克服したいです…!!
3.5つのバリューで表現してみる
最後に、公園でスケッチした際に撮った写真を参考に
5つのバリューでザックリと表現してみました。
手前に覆いかぶさっていた木は暗くまとめ、
奥にある木々は3つのバリューで構成しました。
上方にある葉っぱは、木の立体的な形状を表すために中間のトーンを置いています。
また、道と芝生のゾーンは別グループにした方が見た人に伝わりやすいと考え、
実際は近いバリューだったところをあえて差別化してみました。(芝生と木々の上側のトーンは同じ)
粗密を意識して見せたい車の部分は細かく分割し、
奥の木々も説明するのに十分だという部分だけを描いてみました。
ここまでが家に帰ってからiPadで復習した内容です!
まだ不透明水彩絵の具の扱いが不慣れなので、
後日5つのトーンの絵の具を準備してから、
もう少し丁寧にモノクロで再度表現してみようと思います。
野外スケッチで描けなかったことは、かなりショックでしたが
その分改善点もたくさん見つかったので
ステップアップのために引き続き頑張りたいと思います!
参考にした本は、かなりボリュームがあり
詳しく書いてあるので興味のある方は確認してみてください♪
▼参考にした本
『Landscape Painting: Essential Concepts and Techniques for Plein Air and Studio Practice』
Mitchell Albala 著
それでは、また更新します~!
初めまして!
入社2年目のアニメーターTと申します。(昨年の4月に新卒で入社しました)
ゴールデンウイークが終わってしまいましたね…
皆さまはどのように過ごされましたか?
さて今回の記事では、新人アニメーターの筆者が
入社してからの1年間を振り返り、
最後に今後の抱負を述べたいと思います!
●業務内容について
主にキャラクターのボディアニメーションや
フェイシャルアニメーションを制作しています。
作業には早さと正確さが求められますが、
筆者はまだ周りの先輩方にサポートしてもらいつつ作業を進めています。
●入社してからの環境や仕事について
昨年1年はコロナの感染状況が日々変化していた影響もあり
勤務形態は、出社とテレワークがほぼ半々くらいでした。
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4月 入社
4月~5月 新人研修(出社)
6月 プロジェクトに初参加
6月~10月 テレワーク
11月~1月 出社
2月~現在 テレワーク
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それぞれの期間を振り返ってみます~
>4月 入社
4/1に入社をしました!
多くの社員がテレワーク実施中のため
出社されている先輩は限られていましたが、
アニメーターの先輩方にご挨拶をしました。
>4月~5月 新人研修
約1ヶ月の新人研修期間です。
会社に出社して研修を行いました。
研修内容の一例として…
・過去のプロジェクトのシーンを使用して、現場での作業の流れを学ぶ
・そのシーンの絵コンテを見ながらアニメーション作業を行う
・モーションキャプチャの撮影、編集作業
等々…たくさんのことを学びました◎
>6月 プロジェクトに初参加
初のプロジェクト参加です!
最初は右も左も分からない状態で
尚且つかなり大きなプロジェクトに参加することになったので、
とても緊張しました…😖
先輩方のサポートのおかげで業務をこなす事が出来一安心でした。
>6月~10月 テレワーク
入社して数か月、会社にもだんだんと慣れ始めた頃でしたが
コロナの影響でテレワークに切り替わりました。
>11月~1月 出社
コロナの感染状況が少し落ち着いてきたため
コミュニケーション面を考慮し、新人は出社することになりました。
また、新人交流会の実施等があり
アニメーター以外の先輩方ともお話しできる場を設けていただきました♪
>2月~現在 テレワーク
2月頃から感染者が急増したため再度テレワークになりました。
現在もテレワークが続いています。
自宅での作業環境を一新し
会社と同じデュアルディスプレイを導入。
また、腱鞘炎予防のためマウスも軽いものに変えました。
ざっくりと1年を振り返ってみました。
現在も引き続きテレワークを実施していますが、
コミュニケーションツールの拡充等もあり
周りの方々とは比較的スムーズにやり取りができています。
まだまだ至らない点が多いですが
もっと技術力を上げ、早く一人前のアニメーターになるべく
日々精進したいと思います!
今年の抱負は…
「作業スピードを上げスケジュール管理を怠らない」です!
それでは、次回の更新もお楽しみに~🌷
もうすぐGWですね✨
皆さまはどのような予定で過ごされるか、もう決めましたか?
今回は筆者(入社3年目のエフェクトアーティスト)の
リモートワークでの1日の過ごし方をご紹介させていただきます!
-業務内容
基本的な使用ソフトは、HoudiniやNukeです。
ヒットエフェクトやオーラ、煙や塵 etc..
様々なエフェクトを制作しています。
必要に応じてMayaも使用することがあります。
-1日のスケジュール ※一例
11 : 00~ 業務開始
13 : 00~14:00 昼休憩
20 : 00~ 業務終了
—————————————————–
11:00 業務開始
リモートワーク中はPersecを使用して
自宅PCと会社PCを繋いでいます。
※Persecについてのブログ記事はコチラ
また、コミュニケーションツールの
GatherやZoomを活用して
連絡は密に取るようにしています。
13:00~14:00 昼休憩
基本的にはこの時間に休憩をとっています。
日によって少し変わることもあります。
14:00~ 業務再開
休憩後は作業の続きを行います。
時々ストレッチをしたり
短い休憩を挟み、疲労が溜まらないように心がけています。
20:00 業務終了
通常20時過ぎには作業を終えるようにしています。
プロジェクトの進み具合によっては
終了時間が変わることもあります。
—————————————————–
この他、合間に会議が入ることもあります。
また、毎週金曜日には
業務内容の報告や連絡などを行う定例会をオンラインで実施しています。
-作業の進め方
まずは資料集めから始めます。
絵コンテや前後のカットを確認してイメージを固め、
参考になる資料を探します。
具体的なイメージが出来ていない状態で作業を始めると
余計な時間がかかってしまう場合があるので、
事前の準備をしっかりとしてから、作業を進めるようにしています。
-作業環境について
リモートワーク中のため
作業環境の良し悪しは自分次第!
ということで、集中できる快適な環境作りを意識しています。
筆者の場合は、部屋の空気が乾燥するのを防ぐため
昨年から卓上の加湿器を使用するようにしています。
また作業中は座っている状態が続いて、体が固まってしまうので
ストレッチをして時々体を動かすようにしています!
-今後の目標
もう少しペースを上げて作業を進められるようにしていきたいです。
また、体調にも十分気を付けながら仕事を続けていきたいと思っています!
いかがでしたでしょうか?
FX DPの紹介をしているYouTube動画もアップしていますので
よかったらご覧になってください♪
それでは、また更新します!