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週末はあいにくの雨模様でしたが
今週は暖かい小春日和が続きそうですね!
お花見にも丁度良い気候になりそうです🌸
筆者の所属するDivisionの定例報告会では
会の最後に雑談をする時間を設けています。
雑談の内容は多岐にわたります。例えば‥
「最近見た映画の内容」
「プレイして面白かったゲーム」
「旅行に行った場所でのオススメスポット」等々
他にも、仕事中にあると便利なグッズやガジェットを
皆で披露し合うこともよくあります。
その中で、
「これは買って良かった!」
「自分も是非欲しい!」
と筆者が個人的にセレクトしたものを
ご紹介していこうと思います。
①【多ボタンマウス】
このマウスを使って作業すると
ちょっとした手間が解消されるのでとても快適です!
ショートカットキーやエンターキー等
よく使用する操作をマウスのボタンに割り当てることができます。
② 【マイク&マイクスタンド】
こちらのマイクとマイクスタンドは
音質が良くノイズの影響を殆ど受けません。
購入してからは、スタッフや取引先の方とのやり取りにおいて
格段に会話のクオリティが上がりました!
③ 【PCデスク】
筆者が購入した中でのベスト1は、このPCデスクです。
アニマでリモートワークが始まってから暫くは
ローテーブルを使用しクッションを敷いて作業していました。
ですが姿勢が悪くなり腰等に負担がかかるようになってしまいました。
そこで、雑談会でメンバーに相談して
紹介してもらったPCデスクを購入したところ
とても作業が捗るようになりました!
もしテレワーク環境で低いテーブルを使用している方がいましたら
是非PCデスクと椅子を購入してみることをオススメします。
④ 【パネルヒーター】
少し季節外れになってしまいますが…
冬頃に皆で様々な暖房グッズの話しをしている中で
オススメされて興味を惹かれたのが“パネルヒーター”です。
筆者は重度の末端冷え性のため、
作業中のつま先の冷えに毎冬悩まされております。
そこで教えてもらったのが、パネルヒーターです。
足元を囲うようにパネルを設置し、
そこが発熱することで心地良い暖をとれます。
同じ様に足先の冷えにお悩みの方がいましたら
寒い季節が来る前に、購入して準備しておくと良いかもしれません。
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
良さそうなグッズはありましたでしょうか?
皆様のご参考になれば嬉しいです。
それでは、また更新します~🎵
暖かい日が続いていますね~!
もうすぐ東京でも桜が開花するかもしれませんね🌸
さて、今回の記事は”AWS Thinkbox Deadline”に関する話題です。
昨年(2022年)8月にAWS Thinkbox製品の無償提供が開始されました。
アニマでは長い間、Deadlineを運用してきているので
これは大変有難いニュースでした!
※「Deadline」とは…3DCG制作作業において時間がかかるキャッシュ書き出しやレンダリング等の処理を複数のPCを利用して分散実行するためのレンダリング管理ツール(ディスパッチャーと呼ばれる)
まずはアニマのDeadlineの活用法を紹介したいと思います。
弊社では、2011年からDeadlineを利用していました。
(一時的に利用していない時期もありましたが)
現在は、約130台のレンダー専用マシンと
約80台のアーティストの作業マシンが
Deadlineによって管理されています。
Deadlineには、デフォルトで
各DCCツールやレンダラーに対応した
Application Plugin /サブミットツールが用意されていますが
アニマでは、ほぼCommand Line Scriptしか利用しておりません。
その理由は、インハウスランチャーにあります。
アニマではインハウスランチャーによって
プロジェクト毎の
環境変数 / 使用プラグイン / OCIO / Arnoldのバージョン等を設定した状態で
DCCツールを起動します。
インハウスランチャーは
コマンドラインからも実行出来るようになっており
MayabatchやPython等、DCCツールのコマンドラインツールを
プロジェクト毎の環境で起動し
実行したい処理を引数で指示すれば
多種多様なジョブをDeadlineに任せられるのです。
そのために、各DCCツール用の
サブミットツールも開発しました。
実際にアニマのDeadlineで実行されているジョブは
キャッシュの書き出しやレンダリングに留まらず
DCCツール間のデータコンバート、バッチシーンビルド処理、
下流工程へのデータパブリッシュ処理、
ショットレビューシステムへのチェック用ムービーの提出処理などがあります。
Deadlineでジョブが走っている間
ユーザーは作業マシンのリソースを取られることなく
他の作業を進めることが出来ます。
またアニマのDeadlineでは
以下の様な基準でジョブのオプションを設定しております。
Pool: プロジェクト名
Secondary Pool: 工程名
Group: アプリケーション名
Priority: 40 / 50 / 60 / 70
これによりプロダクション内で並行して進行している複数のプロジェクトの内、
納期の近いプロジェクト及び工程のジョブに
優先的にレンダーマシンを割り当てるといった制御が可能です。
Priorityはユーザーが変更できる値は
基本的に40 / 50 / 60の3パターンに制限されていて、
変更にはSVの許可が必要となっています。
これは、誰もが自分のジョブを最優先に設定する事態を防ぎ
レンダーマシンのリソースをトラブルなく割り振る為のルールです。
Priority:70はデータパブリッシュとチェック用ムービーの提出という
最優先処理に機械的に割り振られています。
以上、アニマにおけるDeadline運用の紹介でした。
Deadlineの導入やカスタムの参考になりましたら幸いです!
それではまた更新します~
2月も半ばになりますが、まだまだ寒い日が続きますね❄
今回の記事では「エフェクトのアセット化」
について紹介をさせていただきます。
エフェクトのアセット化は
作業効率化の手段の一つとして用いられます。
汎用的に使用できそうなシーンファイルを集めておき、
プロジェクトを跨いで共有できるようにすることで
作業時間の短縮を可能にします。
以下は、アセット化したエフェクトの一部です。
※今回は『火花』を例に解説します
-火花
火花の作業をする際は、
このデータをベースに調整を加えて使用しています。
火花は以下のコントローラである程度制御できるようになっています。
例として、”spread”の項目を変更すると
以下のように広がり方を調整することができます。
左:spread(1) 右:spread(0.5)
“gravity”を変更することで重力の影響度を調整できます。
発生から消滅までの間の影響度をランプで調整できるようになっています。
左:gravity(0) 右:gravity(2)
“scale”を変更すると火花のサイズを調整することができます。
左:scale(1) 右:scale(0)
この他にも寿命・速度・量等も調整できます。
上記の火花は、wrangleで制作した簡易的なものなので、
細かく動きを制御したい場合は
DOPを使用するようにしています。
※wrangle…VEX(Houdiniで使うジオメトリ操作のためのスクリプト言語)を使用するためのノード
※DOP…ジオメトリの衝突や重力の影響などをシミュレーションする機能
このように、基本的な項目は
予めセットアップしておくことで
作業の効率化を図ることができます。
いかがでしたでしょうか?
効率化することで
作業がスムーズに進むので
どんどん利用していきたいですね😊
それでは、また更新します~!