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背景モデリングに関するお役立ちTips 2選

明けましておめでとうございます!
新年の営業を開始して早くも1週間が経ちました🖥
2025年もよろしくお願いいたします🍊

さて、新年最初の記事は「背景モデリング」に関してです✐

背景モデリングは、映像制作やゲーム開発に欠かせない重要な工程の一つです。
実際に作業を進めていくと「もう少し効率よく進められたらいいのに」と思う場面も…
そこで今回は、背景モデリングアーティストである筆者の経験から
「これを知っておくと便利!」感じた”小さなコツ”を2つご紹介します◎

1.リファレンス画像の集め方について
背景モデリングにおいてリファレンス画像を収集することの重要性は
既にご存知の通りかと思いますが、
ただやみ雲に集めるだけではかえって迷ってしまうことが多々あります。
上記の様な事態に陥らないためのポイントをご紹介↓✨

– Point – 量より質を意識する
関連するリファレンス画像を大量に集めてしまいがちですが、
大量に写真があると「どれを使うか」・「どう作るか」を
実際に作業する際に悩む原因になってしまいます。
なので、集めている最中から頭の中を整理する気持ちで
「ここはこう作る!」と意識しておくと質の良い資料集めに繋がると思います。

– Point – 形状と質感がわかるものを用意する
モデリングする際には、形状(要素、デザイン)と質感(色、劣化、汚れ等)が
はっきり分かる資料を用意すると作りやすいです。
形状と質感が同時にわかる資料を用意するのが難しい場合は、
それぞれで分けて用意するのもおすすめです。

▼筆者のおすすめリファレンスサイトの一例
– iNaturalist(植物等の自然物の資料サイト)
– ShotDeck(レイアウト、ライティングの参考)
– Odan(写真素材一括検索サイト)

リファレンス集めの例↓

2.まずは一度完成を目指す
背景モデリングでは【モデリング100% → UV100% → テクスチャ100%】の様に
一つずつ完璧を目指すよりも、まずは全体をざっくり完成させるのがおすすめです。
例えば…
①大まかな形状のモデリングを終えたら簡単なUV展開と仮のテクスチャを適用し、
ライティングで全体の雰囲気を確認する

②全体像を見ながら修正点を洗い出し、優先順位をつけて細部を詰めていく
この方法を使えば、早い段階で全体のバランスやスケール感を確認できるため、
効率よく進めることができます。
無駄な手戻りを減らして、より完成度の高い作品を目指しましょう!
※上記はあくまで全体を見渡すための手法です。
 仮の状態に留まらず、後からしっかりと作り込むことを忘れないようにしましょう。

– Point – 時間配分を意識する
全体を完成させる段階でも、あまり時間をかけすぎない様に注意が必要です。
適度な粗さで次の工程に進むことがポイントです。

≪まとめ≫
いかがでしたか?
今回ご紹介した2つのコツを押さえると、
背景モデリングの効率やクオリティがアップするはずです!
ぜひ、日々の作業に取り入れてみてください:)
これからも、楽しみながらより良い作品を作っていきましょう💪

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