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今日から12月❄
あっという間に年の瀬が迫ってきそうですね💦
ということで残り少ない2021年を悔いなく過ごすために…!
今年の“苦手”は今年のうちに克服しようと思い、
私なりの「苦手克服法」をご紹介させていただきます。
(筆者は入社2年目のキャラクターモデリングアーティストです)
・デフォルメされた筋肉のモデリング
漫画やアニメのようなデフォルメされたデザインを
違和感なく立体に起こすのは技術が必要です。
デフォルメされたデザインで筋骨隆々なキャラクターをモデリングした際、
イラストの形(リアルな筋肉の流れや造形)を意識しないまま
モデリングをしたせいで円柱に溝が入っただけのモデルになり、
色々な角度から見た際に違和感が出てしまいました;
先輩に相談したところ、
【リアルな筋肉を作ってからモデルをデフォルメする方法】を
教えていただきました。
デフォルメをする際も“何となく”合わせるのではなく、
デフォルメされているデザインが現実の筋肉ではどの部分なのかを
きちんと理解した上でモデリングしていくことが重要だそうです。
まだ経験が少ない筆者には難しく感じますが、
この考え方は様々な場面で応用できるので、毎回意識しています。
・失敗を繰り返さない方法
自分がモデルを提出した際、フィードバックで丁寧なレタッチを
入れていただいた状態で戻していただくことがあります。
その場合、モデルの修正に取り掛かる際はそのレタッチをなぞって
トレースするような形に修正して提出します。
提出するだけならこれで問題ないのですが、トレースするだけだと
なかなか身につかず、毎回同じミスをしてしまうことがあります。
大きな修正指示が返ってきてしまった場合は苦手な物フォルダを作って
修正前後のモデル画像の比較や、メモ帳に文章にして整理しています。
このように、とにかく成功例と失敗例をまとめておき、
作業前や作業中に定期的に確認して良い形を覚えるようにしています。
多くの場合の失敗は観察不足や資料不足が原因で、
プロセスが良くないことがほとんどでした。
専門学生時代の先生には「失敗した線をすぐに消さないこと」や
「すぐにCtrl+Zで戻さないこと」などを指摘されていました。
それくらい、失敗例と良い資料を観察することは重要なのだと思います。
まだまだ克服出来ていない苦手なものが沢山あるので、
これからも日々精進していきます!
最後に、筆者のオススメ書籍をご紹介📕
① スカルプターのための美術解剖学
人体の形がシンプルなイメージで分かりやすく解説されています。
② モルフォ人体デッサン 箱と円筒で描く
人体を大まかな形でとらえ、
人体の比率やボリューム感を身に着けるのにオススメの本です。
皆さんもオススメの苦手克服法や本があれば教えてください!
それでは、また更新します*